遺言

養老センセのすごいところはねぇ・・・ずっと「唯脳論」なんですよもう最初からずっとね。で、著作をなんとなくよんで、「あぁ~だいたいわかったわ 唯脳論」って思うと、次の著作を読んだ時に、「え? 俺もしかして全然わかってなかったかも、唯脳論」って考えを改める所なんだわ。

論理がアップデートされてるとも言えるんだけど、アップデートというより別の面を見るというか、そう言われるといやそれは確かに唯脳論だわ って納得する。最初の唯脳論にちゃんと戻ってくるところがすごいのね。

みんなバカにしてるでしょ? 唯脳論も養老センセの事も(時代遅れとか?)・・・。
老人だからとバカにしない方がいいっすよ、 足元救われるから(いや救われるならいいか) 笑

脳のなかの天使 (V.S.ラマチャンドラン)

ラマチャンドランと言えば脳のなかの幽霊 (角川文庫)が有名ですが、その続編になります。

視覚を基点に「ミラーニューロン」そして「自閉症」から「言語」「芸術」さいごに「意識」へと話題は移ってゆきます。非常に広範囲の内容が一冊に集約されていますが基本に臨床があるので、「仮説」ではあってもとても説得力のある内容になっています。

「脳の中の幽霊」や「脳のかなの幽霊、ふたたび」を読んだ人はマストです。

あるいはアントニオ・R・ダマシオの 感じる脳 情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ 等を読んできた人もマストだと思います。