脳のなかの天使 (V.S.ラマチャンドラン)

ラマチャンドランと言えば脳のなかの幽霊 (角川文庫)が有名ですが、その続編になります。

視覚を基点に「ミラーニューロン」そして「自閉症」から「言語」「芸術」さいごに「意識」へと話題は移ってゆきます。非常に広範囲の内容が一冊に集約されていますが基本に臨床があるので、「仮説」ではあってもとても説得力のある内容になっています。

「脳の中の幽霊」や「脳のかなの幽霊、ふたたび」を読んだ人はマストです。

あるいはアントニオ・R・ダマシオの 感じる脳 情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ 等を読んできた人もマストだと思います。

未来授業 養老孟司 (2011)












最後のQ&A:

生徒:「お話を聞いていてひとつ質問なんですけど、
    先生にとって死ぬというのはどういう事なんですか?」

養老:「私もね、亡くなった方とずーと直面してきましたからよく考えました
    で、ついに出た結論は、そりゃ考えても無駄だって事です…
    (ここから先はいつもの養老節であります)」