どうも政府(自民党)は大家族への回帰を模索しているようだ。
その目的は第一は福祉予算の削減だろう。
しかし伝統的な(=明治の頃の)家父長制を元にした大家族にはもはや戻れないのではないかと考える。
なぜなら現代は男女同権(男女平等)が基本の社会になっていてこれを逆回しにすることは不可能だからだ。
ならば男女同権のまま大家族を再構成するにはどうたらよいか?
1.財政的な要求により国家による福祉を切り捨てて家族による福祉に福祉を縮小したい。
2.家族によって十分な福祉を担保するには大家族制が必要
異性間による一夫一婦制による家父長制を根拠とした大家族制は時代に合わなくなってきてる。
また、LGBTqをはじめ 同性婚 の解決や 宗教的要請などから 一夫多妻、一妻多夫も視野に入れなければならない元々一夫多妻は経済的に余裕のある男性がやもめ女性などがくっぱぐれないための制度であるわけだから 大家族制度を通じての福祉の充実という目的には合致している、男女同権であるから当然経済的にゆるすなら一人の女性が複数の男性を夫にすることも可能としなければならない。
上記のより見えてくるのはハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」に描かれたようなラインとかクラウンと言った多夫多妻制の家族の姿だ。その中に同性婚も包摂してはどうだろうか? 多夫多妻+養子縁組による大家族制
とてもそんなものが現代社会であっても倫理的に受け入れられるとは思えないが国家が極端に福祉を縮小した場合、貧乏人が生活自衛のためになし崩し的にライン型やクラウン型の家族制が自然発生する可能性はないだろうか?
うーんそれはなんとも言えない。