これははたしてどっちが美味しいのか?という論争でほぼ宗教戦争のようになっているので決着はつきようがない。ただわずかにたけのこの里が常にリードしているようなイメージがある。
ざっくりとした感想を言えばたけのこの里の方がチョコとクッキーの割合のバランスはよいと思う。
実際たけのこの里の方が発売が後発である(きのこの山1975年発売 たけのこの里1979年発売)のでチョコとクッキーのバランスについては徹底的に考察されたと思われる。
しかし、ぼくがきのこの山が好きな理由がまさにこのバランスである。 たけのこの里は絶妙なバランス感で食感としての完成度は高いのだが、だからこそきのこの山の荒削りなディップ感、すなわちクッキーをチョコフォンデュにつけて食べたらこのくらいのリッチ感だろうなぁというが感じられるのだ。すなわち、絶妙よりややチョコが多めの食感によって幸福感を増していると言える。
ややもするとたけのこの里はバランスが絶妙であるがゆえのチョコをけちったような印象を受ける可能性があるのだ。
ぼくの結論としては、スナック菓子として完成度が高いのはたけのこの里、ジャンキーなリッチ感があるのがきのこの山と考える。
だから、その日の気分で買う商品を変えるのが賢い消費者である。
上品に味わって食べたいときはたけのこの里、
リッチにジャンキーに食べたいときはきのこの山を推薦する。